アストンマーティン「新型DB10 2015」デザイン画像集
ジェームス・ボンドの活躍を支える影の主役として、映画『007』シリーズの様々なシーンを彩ってきたボンドカーに、新たな歴史が加わった。最新ボンドカーの名は『DB10』。
50年にわたる関係を築いてきたアストンマーティンが、新作『007 スペクター』に向けて特別に製造したスーパーカーだ。11月16日、公開を前に開催されたプレスイベントの中で、その姿が日本初公開となった。
ジェームス・ボンド、あるいは『007』と切り離せないのがボンドカーの存在。そして、1964年公開『007/ゴールドフィンガー』に登場した『DB5』以来、数々の作品でシーンを飾ってきたのが英国スポーツカーメーカーのアストンマーティンだ。新作は、コラボレーション50周年を記念する作品。今回アストンマーティンは、『007 スペクター』のためだけに新型車『DB10』を開発、10台を生産した。
これまでボンドカーとして登場したアストンマーティン車は、基本的に市販モデル、もしくはそれに近いモデルだった。
しかしDB10は、シャシーこそ『V8ヴァンテージ』の改良モデルをベースとしているものの、デザインをはじめ完全に映画専用モデルとして開発されたスペシャルカーなのだ。
公表されているスペックは、V8ヴァンテージ比でわずかにホイールベースが延長されていること、ボディパネルは全てカーボンファイバー製であること、4.7リットルV8エンジンを搭載すること、
そして0-100km/h加速が3.2秒であることのみ。
デザインは、アストンマーティンらしい流麗さを残しつつも、現ラインアップとは全く異なるキャラクターが与えられている。
薄く、鋭く切れ上がるヘッドライトに、サメをイメージしたというロングノーズ、そして「ステルス軍用機的性質を示唆している」という新バージョンのフロントグリルは、
近い将来のアストンマーティン車を予感させる完成度だ。また、前方から後方へと流れるショルダーラインによって、DB5を彷彿とさせるサイドビューを実現している。(response)