マセラティ「新型ギブリ2014」発表;デザイン画像集
マセラティ ジャパンは11月19日、マセラティブランドとして初となるEセグメントのミドルセダン「ギブリ」を発表した。新型ギブリのラインアップは、2WD(FR)のギブリSと、4WDのギブリS Q4の2種類。価格は、ギブリSが940万円、ギブリS Q4が1010万円。
マセラティ ジャパンのファブリッツィオ・カッツォーり社長がギブリの解説を行った
ギブリは、2013年4月に開催された上海モーターショーでワールドプレミアされたニューモデル。マセラティは、2015年までに年間の生産台数を5万台まで伸ばすことを掲げたマセラティ・レボリューションを実行している。ちなみに、2012年の販売台数は6307台なので、2015年までの3年間で約8倍の規模にすることになる。
年間生産台数5万台を達成するために、マセラティでは3つのニューモデルを導入することになっている。第1弾は4月に国内導入された「クワトロポルテ」。そして、今回の「ギブリ」が第2弾となる。第3弾として控えているのは、ラグジュアリーSUVの「レヴァンテ」になる。
ニューモデルの導入とともに、それを受け持つ生産体制の整備も行なわれていて、2013年1月にはトリノに「アッヴォカート・ジョヴァンニ・アニェッリ」工場を開設した。この新工場では、クワトロポルテとギブリが生産されていて、つい先日に生産開始から1万台目の完成車両が引き渡されたという。
ギブリの発表に伴い、このニューモデルの特徴を解説したマセラティ ジャパンのファブリッツィオ・カッツォーり社長は、「日本国内の輸入車市場は、回復傾向にあり全メーカーのトータルで10%の伸びを示しているなか、マセラティは30%の成長を見せました。ディーラー網などの強化や新型クワトロポルテが、この伸び率を支えているものですが、ギブリを発売することにより、さらなる向上を狙います」と語った。
また、ギブリの魅力について「マセラティ初のミドルクラスのラグジュアリースポーツセダンになります。ライバルとなるのは、メルセデス・ベンツのCLSやBMWの6シリーズグランクーペ、アウディA7などですが、ギブリはイタリアンデザインで仕立てられ、運転が楽しいハイパフォーマンスなモデルです。他のライバルにはない個性を持っています」オリジナリティをアピールした。